【コラム】もし日本人窃盗団がソウル国立故宮博物館の屋根から侵入すれば

 
ソウル聯合ニュース 2013年3月13日 より
http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2013/03/13/0400000000AJP20130313002000882.HTML

日本の植民地時代に朝鮮王室に持ち込まれた日本のびょうぶ3点が公開される 

 韓国国立故宮博物館は今月16日から5月26日まで、同館地下一階の「王室の絵画」で植民地時代に設立された美術講習所の教育のため朝鮮に渡った日本画家が描いた梅と熊のびょうぶ2点、日本の能の一場面を刺繍を入れて表現したびょうぶ1点を公開する。同館が13日、明らかにした。

 これらのびょうぶは朝鮮王室の装飾びょうぶとは全く違う素材と日本色の強い色彩が特徴だ。

 日本人画家らは韓日併合前後の1905年から1915年ごろに朝鮮に渡り、主に王室を舞台に活動し肖像画や宮中絵画を制作した。これらの作品は実際に王室内部の装飾として使われ、それまで朝鮮人が担った王室専属の画家を次第に日本人が務めるようになった。

 同館は今回のびょうぶ公開が近代朝鮮における日本絵画の現況を知る機会になると同時に、不運の植民地時代を振り返るきっかけになるとしている。 
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【コラム】もし日本人窃盗団がソウル国立故宮博物館の屋根から侵入すれば 

中央日報日本語版 2013年3月28日 より
http://japanese.joins.com/article/877/169877.html?servcode=100§code=140

先週から国立故宮博物館で異色の展示会が開かれている。 地下1階の王室の会話室に設置された「日帝強占期 宮中の日本絵画」展だ(5月26日まで)。 展示された日本作品は2点。 京都派画壇の代表的人物で動物画を主に描いた清水東雲の鷹・熊絵屏風セットと作者未詳の能の刺繍作品だ。 雪が積もった冬、翼を広げて松の木に止まった鷹と子熊を口にくわえた母熊を描写した清水の作品は、1910年ごろ描かれたものと推定される。 刺繍作品も20世紀初めに宮中に流入したという。

故宮博物館の関係者は「2点のほかにも日本画家の作品数十点を保有している」と述べた。 主に韓日強制併合の前後に来韓、皇室で活動した人たちのものという。 この人たちは朝鮮総督府の依頼を受け、純宗の肖像画、宮中装飾画などを制作した。 日帝の侵略は政治・経済だけでなく、文化部門でも進められていたのだ。 展示場を見回ると、帝国の落日に対する苦い思いが深まるしかない。 「不幸だった私たち近現代史を振り返る契機」という案内文の一節が胸に響く。

その一方で、こういう想像がわいた。 もし日本人窃盗団が真夜中にソウル国立故宮博物館の屋根に穴を開けて侵入し、清水の絵と刺繍作品を盗んだ後、自国に逃げればどうなるだろうか。 成田空港や港湾の税関は無事に通過したが、後に日本警視庁に発覚して逮捕され、作品を押収されたとしよう。 窃盗犯は日本国内法に基づき処罰を受けるだろうが、日本国内の世論が「もともと私たちの画家が制作した文化財だから返す必要はない」と主張すれば? 当然、韓国は反発世論で沸き立つはずだ。 「過去の歴史を反省するどころか、侵略の過程で制作した美術品まで自分たちのものと言い張る」と。

実際、故宮博物館に展示中の日本人の作品は入手の経緯がはっきりしない。 「鈴木し三觔に金200圓を下賜し、藤田嗣治に…御真(王を描いた絵)を描いた礼に…」(純宗実録付録4権、1913年)とあるように、代価を支払って受けたものと推測するだけだ。 しかしいつ、どのように、いくらで入ってきたのかは分からない。 もし日本が「あなたたちは入手の経緯をよく知らないが、作家が日本人ということは間違いない。 だから返してくれ」と言えば、どう対応するだろうか。 「国を丸ごとのみ込んだのに数点の絵でそんなことを言うのか」と激しく反発しなければならないのか。


昨年10月、韓国人窃盗団が日本長崎県対馬市の海神神社の屋根を壊して侵入し、新羅時代のものと推定される銅造如来立像を盗んだ。 窃盗団は近くの観音寺から観世音菩薩坐像、他の神社から高麗大蔵経も盗んできた。 容疑者は「大蔵経はすぐに草むらに捨てた」と述べたが、まだ行方不明だ。 観世音菩薩坐像・銅造如来立像は釜山税関を通過した。 しかし警察の追跡で2点が無事に回収され、窃盗団も9人のうち8人が捕まった。 問題は両文化財の将来だ。 中に入っていた発願文を通じて高麗末期の1330年に忠南瑞山の浮石寺で作られたことが明らかになった観世音菩薩坐像が焦点だ。 浮石寺・信徒側は「もともと私たちのもので、略奪されたはずだから返還してはならない」という立場だ。 返還訴訟に先立ち日本に返してはいけないという返還禁止仮処分を申請し、裁判所の決定も受けた。

両仏像は今、大田国立文化財研究所の収蔵庫にある。 裁判所の仮処分決定で事態は長期化した。 しかし正確に683年前の遺物がいつどのように日本に渡ったのか、今後、正確に確認することができるのか。 非常に難しいはずだ。 特に銅造如来立像は保有している名分が事実上ない。 「裁判がかかっているので証拠物としてひとまず所蔵する」(ホ・ジョンヘン文化財庁事犯取り締まり班長)というが、当局も世論を気にする表情が歴然だ。 日本宮内庁にあった朝鮮王室儀軌の返還に率先したヘムン僧侶は「銅造如来立像は遅滞なく返還しなければいけない」と話す。 僧侶はそして意味深い一言を投じた。 「仏様はもともと無所有の象徴だが、双方が表象に埋没し、本質を見過ごしているようだ」。

もし窃盗がなかったとすれば、今のような返還運動が起きていただろうか。 正直、恥ずかしいという気もする。 文化財の返還とは別に、窃盗は窃盗であり、贓物は贓物だ。 私たちは日本が関係すれば一般論から突然、特殊論に変わる傾向がある。 特殊論があまりにも幅を利かせれば、正常な関係や常識は無視されやすい。 仏様は今回の事件を見てとっくに背を向けているかもしれない。


盧在賢(ノ・ジェヒョン)論説委員・文化専門記者
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最後の文中この記者は「恥ずかしいという気もする」と書いています。
日本人の感覚から言わせてもらうと「非常に恥ずかしい」が適当だと思います。
「日本が関係すれば一般論から突然、特殊論に変わる傾向がある」とも言っていますが、これも韓国人の言動をずい分大目に見た表現です。
そもそも韓国での一般論というものに良識があるのかさえ疑わしいものです。

韓国での反日教育は広く知られていますが、これは国民にプライドを保たせ国を発展させていく目的なのでしょう。
しかし目的のためとはいえ「日本から虐げられた」という作り話をでっち上げ、他国には全く通用しないウリナラ歴史を国民に教えているのです。
こんなデタラメをもとに教育するという方法が全てに悪影響を及ぼしているのです。
ほとんどの国民はその作り話から離れようとせず、ある意味基本にとても忠実なようです。
韓国人が反感を買う原因のひとつは、この揺るぐことの無い基本の考え方です。

この記者が韓国育ちなら韓国人から教育を受けたことでしょう。
そう仮定すると、その割には少しましな思考回路を持っていると言えます。
それでもこの記事から先の話、例えばこれをもとに日本と話し合う等に発展する期待はあまり持てません。
繰り返しますが、どこまで行っても韓国人が救われない理由のひとつは韓国教育をもとにした戦前の日韓関係の認識です。
彼らが日韓併合を強制併合と認識する以上問題は次々に起こり、いくら交流しようが形の上だけに留まるでしょう。

記者にひとこと言えるなら、日本人窃盗団が故宮博物館に現れるようなことはないでしょうが、所蔵美術作品に日本からの物言いがつかないことを幸運に思って頂きたい。もし日本から大きく批判の声が上がったとしたら、それはあなたがたの自業自得だと言わせて頂きます。