対馬でやりたい放題...もちろん日本人観光客ではありません。

仏像盗難のように対馬で起った事件などは誰でもニュースで知ることができます。
でも地元で生活している島の方々の声がいま一つ掴みづらいと思っていたところ、次のような記事が出ていました。
釜山からの観光客誘致に力を入れる部類の島民とは違って、昔ながらの生活を守ってきた島民からの訴えです。
こういう現実を日本全体の問題として捉えるためにも、地元で頑張っているこの土地の人達からの情報をどんどん発信して、もっと島の様子を知らせてもらいたいと思います。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140124-00000533-san-pol
2014年 1月24日 より

【島が危ない 第1部 再び対馬を行く(5)】
対馬でやりたい放題… 
        韓国人客増加「漁師にとってはマイナス」
                         (産経新聞)

 【島が危ない】再び対馬を行く

 長崎県・対馬の漁民を取り巻く自然環境と人的環境が日に日に厳しくなっていることはすでに報告したが、それに輪をかけて漁民を悩ませているのは韓国人らによる違法行為だ。

 厳原(いづはら)町漁業協同組合の二宮昌彦組合長(55)は、韓国人観光客が年々増えていることに、ある程度の経済的効果を認めながらも、「漁師にとってはマイナスだ」という。


一本釣りなどで漁業を営む吉村元嗣さん。巻き網漁の規制を訴えている=長崎県対馬市美津島町今里(写真:産経新聞)

観光客に交じって来島する何万人にものぼる釣り客が問題で、外国人による撒(ま)き餌を禁止している「外国人漁業の規制に関する法律」(外規法)を破るケースが横行しているというのだ。

 二宮組合長によると、海底に残った餌が岩に付着して海藻がはえなくなるなど、自然環境に影響が出るほど過剰な撒き餌が行われているという。

 「水産庁に外規法を厳しくして取り締まる機関を作ってくれと言いよるとですよ。でも、外国人の魚釣りの件は地元で調整してくださいという感じ。国自体が調整をしきらんのに、地元が調整しきるわけがないじゃないですか」
 二宮組合長はさらに、たたみかけた。「韓国に気兼ねをしてなのか、反対に外規法を取っ払うみたいな話があるようです。もし、外規法をなくした場合、韓国人の釣り客はもっと押し寄せてくるでしょう」

 一方、漁業不振で漁に出るのをやめた漁師の中に韓国人釣り客の違法行為を手伝う者も出てきたという。

 二宮組合長によると、対馬にはこれまで、韓国資本で遊漁船を営む7つの業者があったが、厳原町漁協の中からも昨年だけで組合員4人が遊漁船の許可を取得し、韓国人釣り客の水先案内人をしているという。
 「韓国人を案内した方が確実にお金になるでしょ。これからも増えますよ。もし、外規法がなくなるような事態になると、間違いなくもっと増えますね。いずれ、漁師がいなくなってしまうか、韓国に雇われるようになってしまう

 まさに踏んだり蹴ったりの状態が続いているのだ。

 ◆巻き網漁被害も

 対馬漁民の足を引っ張っているのは、韓国人釣り客だけではない。

 対馬市議会の作元義文議長(64)は、対馬以外の地域から来る日本の漁船の大がかりな巻き網漁による被害も大きいと訴える。

 作元議長によると、巻き網漁は大臣許可が必要。対象は、昭和30年ぐらいまではアジとサバとイワシだけだったが、その後、魚種に「その他の項」が入り、今ではタイ、ブリ、マグロも取るようになったという。

 「対馬は一本釣りと定置網とイカ釣り、あとはマグロの養殖とか、自然を守る漁法ばかりや。(巻き網漁は)船も網もどんどん大きくなり、設備もハイテクになっているのに、法律は昔のまま。巻き網で取る数量を決めるとか、時期を決めるとか、見直してもらわないと

 マグロの養殖と一本釣りを中心に漁業を営む吉村元嗣さん(63)も「大手水産会社の子会社みたいな立場でやってきては、ごっそり取っていく。ところが政府は何ら手を打とうとしない。やりたい放題ですたい。巻き網をやめん限りは本当の資源の回復にはならんと思うとるとです」と声を荒らげた。

 ◆漁業が安保直結

 海は、いつ何時、他国からの不法侵入など不測の事態が勃発するか分からない危険性もはらんでいる。

 45年間、イカ釣り業を営む築城哲則さん(63)は「今は見かけないが、過去には不審船を多く見かけた。外国船が動かないで同じ所に止まっているんですね」という。吉村さんも「韓国の漁船も以前のように頻繁ではないが、来ますよ。10年前から20年前はひどかったです。日本の警備艇や韓国の警備艇が来ると、逃げるとです」。

 市議会の国境離島活性化対策特別委員会委員長の長信義市議(64)は、こう警鐘を鳴らした。

 「魚が取れない上に、燃料が高いというダブルパンチで、漁に出られないという現実がある。さらに韓国人釣り客らの違法行為がある。(漁師が)沖に出きらんから、国境に面している島がこのままでは危ないですよと、私たちは言いよるわけですよ。沖に出て不審船や何かを見つける役割を果たしているのは実は漁民なんです。漁師が沖に出られないとなると、無防備になる。海上保安部の代役をしてきたのが実は漁民なんですよ
 漁民は安全保障の“目”であり、漁業不振は安全保障に大きな影響を与える危険性をはらんでいるのである。(宮本雅史)


          **************

記事によれば対馬の漁業に存続してもらうためには水産庁の協力と韓国人釣客の撲滅が必要のようです。
ただ、水産庁が腰を上げようとしないのなら、もしかすると農水省からの指示なり通達なりが必要なのかもしれない、と思うのは素人考えでしょうか。
今のところ全くわかりませんが、今後、一般人からでも要望を受け付けている部署などが判れば追記していきます。


ちなみに水産庁のHP (http://www.jfa.maff.go.jp/index.html)に漁業調整事務所という組織がありました。
ここの事を漁師さんが話しているのかな、と見てみたら、今年に入ってから既に2隻の韓国はえ縄漁船が拿捕されていました。

 ★1月17日 
http://www.jfa.maff.go.jp/kyusyu/press/kantoku/140120_2.htmlより
水産庁漁業取締船「白鷗丸(はくおうまる)」(499トン)が、長崎県北松浦郡小値賀町所在五島白瀬灯台西北西約26キロメートルの我が国排他的経済水域(EEZ※1)において、我が国農林水産大臣の許可を受けて操業していた韓国はえ縄漁船に立入検査を実施したところ、平成25年12月30日から平成26年1月17日までの間に我が国EEZで操業し漁獲したタチウオの操業日誌過小記載454キログラム(実際の漁獲量:5,914キログラム、操業日誌記載量:5,460キログラム)が判明したため、同船船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違反(操業日誌不実記載罪)の疑いで1月17日拿捕(※2)しました。
なお、本年の九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は1件目(韓国漁船1件)です。

1.被疑者:申 光錫(シン グァンソク)(62歳)船長(漢字名は自称)
2.被疑船:903チョンイル(903청일)
はえ縄漁船、総トン数:29トン
被疑者含む9名乗船
船籍港:済州(チェジュ)市

   韓国はえ縄漁船「903チョンイル」(右)と水産庁取締船「白鷗丸」




 ★1月19日 
http://www.jfa.maff.go.jp/kyusyu/press/kantoku/140120_1.htmlより
水産庁漁業取締船「東光丸(とうこうまる)」(2,071トン)が、鹿児島県鹿児島郡十島村所在宝島荒木埼灯台西北西約213キロメートルの我が国排他的経済水域(EEZ※1)において、我が国農林水産大臣の許可を受けて操業していた韓国はえ縄漁船に立入検査を実施したところ、1月12日から1月19日までの間に我が国EEZで操業し漁獲したタチウオの操業日誌過小記載543キログラム(実際の漁獲量:1,663キログラム、操業日誌記載量:1,120キログラム)が判明したため、同船船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違反(操業日誌不実記載罪)の疑いで1月20日拿捕(※2)しました。
なお、本年の九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は2件目(韓国漁船2件)です。

1.被疑者:李盛浩(イ ソンホ)(45歳)船長(漢字名は自称)
2.被疑船:303クムソン(303금성)
はえ縄漁船、総トン数:37トン
被疑者含む9名乗船
船籍港:西歸浦(ソギッポ)市

   立入検査に臨む漁業監督官



これとは別に、報道資料として、『プロジェクト!「浜の応援団」』が発表されています。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kikaku/140124.htmlより

  1 背景
現在、漁業者の高齢化・減少や燃油・飼料コストの上昇など、我が国水産業を取り巻く環境は厳しい状況にあります。
他方で、我が国水産業は、広い好漁場を有するなど、高い潜在力を保有しています。
今般、この潜在力を十分に引き出すことで、「攻め」の水産業に転じようと、「浜」※の関係者が動き出しました。
※「浜」とは、水産の生産現場を総称しています。

  2 「浜の応援団」について
浜を活性化させ、ひいては、水産日本の復活を実現させていくためには、従来の発想を超えた大胆な取組が必要です。そのため、「浜」は、漁業界のみならず、広く技術や人材などを求めています。
そこで、こうした水産日本の復活に主体的に取り組む漁業界と連携・協力し、後押ししようという幅広い方々の「浜の応援団」を募り、水産庁が橋渡し役となって、後押しを望む「浜」とを、マッチングしていく『プロジェクト!「浜の応援団」』を立ち上げます。

  3 「浜の応援団」の募集等について
「浜の応援団」の募集や今後の取組等については、近日中に、水産庁ホームページ(『プロジェクト!「浜の応援団」』http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/hamanoouen.html)によりお知らせします。

<添付資料>http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kikaku/pdf/140124-01.pdf


これから漁業に携わる人材を育てる橋渡し的なプロジェクトのようです。
水産庁には現在漁業で生活している国民の訴えにも、「外国人の魚釣りの件は自分達でなんとかしてくれ」でなく対処していただきたいです。