China Properードイツから習近平氏への贈り物は 「尖閣もチベットも領土ではない中国古地図」

ドイツのメルケル首相がキンペーにやっちゃってくれていたようです。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140417/waf14041707000002-n1.htm より
【大阪から世界を読む】
習近平氏への贈り物は
「尖閣もチベットも領土ではない中国古地図」
…プロパガンダ拒絶の独メルケル首相の毒か、皮肉か

2014.4.17

 中国、韓国がことあるごとに日本に「補償を見習え」と持ち出すドイツだが、このところ中国に対する不快感を漂わせている。中国の習近平国家主席が3月にドイツを訪問し友好関係をアピールしたが、事前に打診したホロコースト記念碑訪問を断られたうえ、メルケル氏から贈られたプレゼントは皮肉めいた中国の古地図。メルケル氏の真意が非常に気になる。

 ■ウイグル、内モンゴルも他国…小さな「清(China)」

 習氏は3月末に欧州各国を歴訪。訪独では良好な外交関係をアピールしたが、メルケル氏が習主席に贈った中国の古地図が物議を醸している。

 豪日刊紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」電子版や、国際放送「ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)」中国語版などによると、メルケル氏のプレゼントは中国の古地図を印刷したもので、1735年の清朝の領土が示されている。ところがこの地図を調べてみると、ウイグル、チベット、内モンゴルはおろか、尖閣諸島も領域外だという。

 宣教師の情報をもとにフランス人が描いた地図だというが、中国になぜこんなプレゼントを?

 各メディアの見出しなどは「メルケル氏が贈った地図は、中国へのメッセージか」「メルケル氏、地図で中国をピシャリ」「メルケル氏のプレゼントは毒入り」。尖閣諸島や南シナ海などでの無理な領土権の主張、国際的に非難を受けている人権問題について「メルケル氏が灸を据えた」との見方があるようだ。

 作為のない偶然か、それとも痛烈な皮肉か。メルケル氏の考えを聞きたいところだ。


 ■ホロコースト記念碑訪問も拒否

 もっとも、この訪独にあたって習氏が行った根回しに対し、ドイツ政府は不快感を示していた。

 独デア・シュピーゲル誌は、習氏が訪独に当たって希望したのは、ナチス政権下のドイツに虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための「ホロコースト記念碑」見学だったが、ドイツは拒否したと伝えている。

 かわって習氏は、ベルリンにある戦没者追悼施設「ノイエ・ヴァッヘ」をメルケル氏同行のもとで視察したいと希望したが、ドイツ政府はメルケル氏の同行を拒否。同誌は消息筋の話として「日中間の歴史を巡る対立に政府は関与したくない」としている。

 中国はナチス・ドイツが行った侵略行為やユダヤ人迫害を取り上げ、「ドイツは戦争の謝罪と補償を済ませたが、日本は謝罪していない」というプロパガンダを成立させようとしている。メルケル政権は土俵に引き込まれることを警戒していたのだ。


 ■それでも懲りずに…

 ところが習氏は3月28日、ベルリンで「日本は日中戦争で30万人以上を虐殺した」と演説した。習氏に険悪な雰囲気は伝わっていなかったのか。あるいは自国メディア向けのパフォーマンスだったのか。

 まさにこの時、ロシアのウクライナ介入とクリミア併合を巡り、欧州各国の政治は外交一色。ドイツも比較的穏健とされた外交政策を試される極めてデリケートな状態だ。戦争段階への突入が懸念されている時期に、無神経としかいえないこれらの行為は、欧州各国の目にどう映ったのだろう。

                           (平岡康彦)

          **************



A detail of the 1735 d'Anville map showing ''China Proper''.

「China Proper」と名付けられたこの地図は、フランス人が作成したものをドイツの印刷出版所で印刷されたそうです。

properは、正式な、や本当の、という意味ですが、どう訳するのか分からないので辞書を見ると、
「Japan proper」が「日本本土」と例文がありました。
ということは、「(正式な) China : シナ 本土」とでも訳しましょう。

記事にある The Sydney Morning Herald 
http://www.smh.com.au/world/angela-merkels-historical-china-map-flap-20140402-zqpje.html

Angela Merkel's historical China map flap
 April 2, 2014
より、
原文を一部ご紹介。

According to an antique-maps website, d'Anville's map was based on earlier geographical surveys done by Jesuit missionaries in China and represented the "summation of European knowledge on China in the 18th-century."

The map showed, according to its original Latin caption, the so-called "China Proper"

    • that is, the Chinese heartland mostly populated by ethnic Han people,

without Tibet, Xinjiang, Mongolia, or Manchuria.
The islands of Taiwan and Hainan

    • the latter clearly part of modern China, the former very much disputed --

are shown with a different colour border.

Historical maps are sensitive business in China.
Every schoolchild in China learns that Tibet, Xinjiang, Taiwan, and the Diaoyu Islands (known as Senkaku in Japanese) have been
"inalienable parts of China since ancient times."



German Chancellor Angela Merkel presents Chinese President Xi Jinping with a map of China from the 18th century in Berlin, Germany. Photo: Getty

メルケル首相の微笑みが素敵な一枚ですね。
どう見ても、この贈り物に作為がないワケがないでしょう。
特に意図も無いのにこの地図を贈ったのなら、ドイツの首相はただの無粋ものです。
本音のところは
「日本にイチャモンつける為に私達をダシに使って巻込むのはやめてくださらないかしら」
ってなところでしょう。

フィリピン系アメリカ人向けのサイトでも4月12日に記事になっています。
http://globalbalita.com/2014/04/12/a-merkel-a-map-a-message-to-china/によると、
地図全体はこのような感じらしいです。

ドイツの牽制球の投げ方を「日本も見習うべき」かもしれませんね。