米国教科書のマグロウヒル社が「竹林はるか遠く」でもやらかしてる件

_


日本の歴史家と日本政府、というより安倍政権からの訂正申し入れには応じないマグロウヒル・エデュケーション。こんな教科書で授業を受ける子供が大人になった時のことを考えるとゾッとします。


f:id:b-co811:20141120154005p:plainf:id:b-co811:20141120153953p:plain
McGraw-Hill Professional - Search Results


日本の教科書も酷いものがあるようですが、その比ではありません。
「慰安婦は天皇からの贈り物」記述は最悪な侮辱です。

【歴史戦】米教科書「慰安婦」8カ所は事実無根 秦氏ら有識者19人が訂正要求(1/2ページ) - 産経ニュース

f:id:b-co811:20150401134430j:plain


政府とは別箇に訂正申し入れする有識者グループには「アジア女性基金」理事だった左巻き教授まで参加。日本の謝罪に対する南鮮の対応に呆れ果てたご様子です。

Ikuhiko Hata & Yasuaki Onuma: "Panel Discussion on Comfort Women Issue" - YouTube

要約した記事がこちら
【歴史戦】慰安所通い 誇張も指摘 証拠に基づく討論呼び掛け 米教科書「慰安婦」記述(1/3ページ) - 産経ニュース


で、このマグロウヒル社ですが。
古い書類の整理で、以前プリントしたままよく読んでいなかったものに目を通していて気が付き、とても納得しました。
マグロウヒルの姿勢に公平な編集なんてものはないようです。

プリントとは、以前「竹林はるか遠く」原題「So Far from the Bamboo Grove」の日本語版が出版された当時みつけたpdfです。英語の原書に沿って授業をできるスタディガイドがウェブ上何カ所かに置かれています。

これをマグロウヒルが出していることを今になって発見。
http://www.glencoe.com/sec/literature/litlibrary/pdf/so_far_from_bamboo_grove.pdf

f:id:b-co811:20150401144912p:plain

 同じものがここにも。
for So Far from the Bamboo Grove – Glencoe/McGraw-Hill | Ebook Pdflibrary.org

eThemes - Literature: "So Far From the Bamboo Grove" by Yoko Kawashima Watkins



このガイド、本題の「スタディ」に入る前の解説部分に、戦勝国アメリカと支那朝鮮の混合視点、まさに「日本悪」が盛り込まれているのです。

 p.11より

f:id:b-co811:20150401153033p:plain

f:id:b-co811:20150401153046p:plain

f:id:b-co811:20150401153100p:plain

 簡単に訳しました。
日本は朝鮮に軍を置いて政府を支配し、集会のような基本的な朝鮮人の権利を認めなかった。
朝鮮人には言論・報道の自由が認められない、もしくは厳しく規制された。
日本人は朝鮮の学校を閉鎖し、新しい学校を設けた。
学生は日本語習得が必須で、朝鮮語や朝鮮史を学ぶことは禁止された。
日本の降伏で36年近くの支配が終わったが、朝鮮はすぐには独立できなかった。
長年の他国支配の後であり、朝鮮の自主統治は無理だと判断した支那、英、ソ連、米の4カ国が信託統治=管理指導を行った。

 三段目の [ Did You Know? ] では
トルーマン大統領が原爆を落としたのは、降伏のチャンスを与えたにもかかわらず日本が応じなかったから。
広島での原爆による即死者は7万人、長崎では3.9万人

としています。

これは出版物ではないし、「竹林はるか遠く」の副読本はコリアン系反日活動が原因で取りやめられたのは知られています。
しかし、過去この本が使われていた時期にこれを教材にしていた学校があったかもしれないのです。

マグロウヒルは客観的な事実を教科書に載せるつもりはないのだと私は受け止めました。
この教材を使う羽目になった子供に、「戦前の日本がどんなに悪かったか」問題視させる方針なのでしょう。
このような事を教わり疑問も持たずに育った子供が将来、NYタイムズのような反日プロパガンダ新聞を信じ込むことになっても不思議はありません。

多分、こうした教育はアメリカで特別なものではなく、これが基本的姿勢なのだと考えられますから、テキサス親父・トニーさんやマイケル・ヨン氏、ケント・ギルバート氏、マックス・フォン・シュラー氏のように「本当に日本だけが悪かったのか」と疑問を呈するに至ったアメリカ人方々の存在は、やや大袈裟にいうと奇跡です。
自らの疑問の末今に至った彼らの方が、アメリカで大学教授なぞやっていても、扱う情報がどこから来たのか深く調べもせずに(または確信犯的に)、「定説」慰安婦20万人や南京大虐殺、尖閣諸島は支那領と触れ回る輩よりよっぽど知性的です。
多くの普通の日本人は、漠然と、または無意識的に欧米人の方が進歩的で知的なイメージを持っているかもしれませんが、もし本当にそうだとしたら、もっと大勢のトニーさんやヨン様のように物事に疑問を持てる人物がいるはずではないでしょうか。


マグロウヒル教材の記述に戻りますが、
日本人からこそマグロウヒル・エデュケーションに[ Did You Know? ] と問わなければいけません。
少し調べただけでも日本語でなら、次のような事がわかります。


アレン・アイルランド著 「THE NEW KOREA 朝鮮が劇的に豊かになった時代」には、過去から当時(1926年出版)に至る朝鮮での教育事情が書かれています。
9章・教育(前半部)|シンシアリーのブログ
から、ほんの一部引用させていただくと、

 ・教育制度の歴史的発展 
 
 韓国の教育制度は朝鮮王朝を創始した太祖が首都に大学(☆「成均館」のこと)を設立して地方にも学校が作られるきっかけとなった1398年に始まり、その遅すぎる発展過程のせいで今のような結果となってしまった。

 
 朝鮮の3人目の王だった太宗の統治期間中、成均館への入学を準備するための学校4箇所がソウル(※当時の名称では「漢陽」)につくられた。これらの機関はすべて政府の管理下にあって政府は農地とその運営のための労働力を提供して学校を維持させた。

 
 大学とこれらの学校で実施していた教育は中国をモデルにしたもので、即ち主要科目は孔子の語録を学ぶものでその学生がもらえる補償は官職と、永久に公職に任用される資格が与えられる最終文科試験に合格できる可能性だった。

 
 国立学校以外にも地方全域で「書堂」と呼ばれる私立学校も多く存在した。ここではただ漢字の読み書きだけを教えた。上で言及した教育制度が変化も無く500年も続いたわけだ。もしこの制度が儒教以外の学者も輩出したなら、国民の大半だった農民たちの要求にも符合できたことだろう。農民たちから出てきた改革を求める案は強力な国家保守主義と西欧世界の現代的進歩から完璧に孤立された状況によってすべて挫折されてしまった。

 
 〈中略〉

 
 ソウル駐在の日本公使の助言により韓国の王は教育制度の全面的改編を約束した。しかし改編作業は成功したとは言えなかったが、これは両国間の全般的な社会状況から来る多くの差異を考慮せず日本で施行中の物とほぼ同じ規定を制定してしまったのが一つの要因だった。また新しい規定を効果的に実行できる有能な教師が韓国にはいなかったという理由もある。

 
 1905年日本の保護政治が始まり状況は新しい局面を迎える。条約により韓国政府は行政業務のための日本人教育諮問官を任命した。教育改革という目標の達成のために日本統監のイトウ・ヒロブミは教育当局が任意に使用できるように50万円を提供した。これは公共事業促進のために1906年日本産業銀行から借り入れた500万円の一部だった。

とあります。

また、
「 英国人学者が高く評価した韓国併合 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
では、1920年代、
「中学以上の高等教育機関が朝鮮半島では大いに不足していたために日本への留学が激増した」
「その数は42年で2万9,427名、内75%が中学生だった」

ことが指摘されています。しかもこの情報源はソウル大学校経済学部教授の李榮薫氏です。


〈追記:4月6日〉

http://www.paulnoll.com/Korea/History/Korea-1900-22.htmlより

1900年頃の朝鮮の 学校 の様子
f:id:b-co811:20150407042641p:plain



アメリカ人も「歴史と向き合う」のがお嫌いなのか、北米では、この「THE NEW KOREA」、また「Mirror for Americans, Japan / ヘレン・ミアーズ著」といった(原書英語)本は、ほぼ入手困難です。
日本軍が奴隷にした慰安婦が「20万人」等々、異臭付きキムチ・チャーハンは特盛な主張なのに対して、勝ったので裁かれなくて済んでいる自らの戦争犯罪、原爆投下については「日本のせい」で、被害者はサラッと少なめに囁くように教えているようです。

マグロウヒルによれば長崎の被害者は39000人だそうで、
まるで小売業価格トリック「半額以下! ¥19800」のようです。

推定ではありますが、こちらが当の日本の挙げた被害者数です。

原子爆弾・広島と長崎のちがい
f:id:b-co811:20150402024500p:plain

(各市の発表と数字が合うので、こちらが情報元と思われます)
長崎市|平和・原爆|原爆の記録|原爆の威力

広島市 - 死者数について

ちなみに、あの朝日でさえ原爆被害者数の記述をめぐる米国教科書について、記事取り消し問題の最中、地味に取り上げていました。
原爆犠牲者数、公式見解より少なく 米教科書の記述調査:朝日新聞デジタル
でもこれは、つまるところ、話題を放射能被害へ持っていきたいと思われ。



さて。マグロウヒル社側の主張を擁護する学者らの一人の、ALEXIS DUDDEN /アレクシス・ダデンきょーじゅ(米コネチカット大学)。

今回の件で支那朝鮮側が「アメリカの大学教授がー」と取り上げています。

どーでもよいが、お決まりの支那朝鮮、ヤフージャパンのごった煮記事
安倍政権批判の声明出した米歴史家「日本の圧力には屈しない...:レコードチャイナ


Calls for changes in U.S. textbook seen as ‘charade’-INSIDE Korea JoongAng Daily
f:id:b-co811:20150402032744p:plain

このダデンとやらは今年1月にもNYタイムズの記事を古森 義久氏が話題にして注目されました。

米国人歴史学者がNYタイムズ上で日本悪玉論を大展開 安倍政権の対外政策を「膨張主義」と断定 | JBpress(日本ビジネスプレス)より

この論文はニューヨーク・タイムズ1月16日のインターネット版に「予期される日本の形」という見出しで掲載された。安倍晋三首相は日本を第2次大戦前の状態にまで復活させようという危険な膨張政策を進めようとしており、尖閣、竹島、北方領土の領有権主張もその範疇だ――という骨子だった。日本の歴代政権は一貫して領有権の主張を続けてきたが安倍政権の主張は独特で危険な動きだと断ずるのだ。


ミンディ・カトラーもブログで嬉しそうに取り上げたこの記事のことです。
http://www.nytimes.com/2015/01/17/opinion/the-shape-of-japan-to-come.html?_r=0
f:id:b-co811:20150402034244p:plain


この論文に対して、マーケット大学ロースクール(ウィスコンシン州ミルウォーキー)のライアン・スコビル助教授(当ブログにHPリンク貼ってます:Ryan Scoville | Law Professor at Marquette University)が反論を寄せています。

こちらはスコビル助教授のホームページから。
A Short Response to the Dudden Op-Ed | Ryan Scoville

確か、この助教授のHPだけでなく、NYタイムズのオピニオン欄にもこの反論が掲載されていたと記憶があったので探したものの、現在は見当たりません。

ライアン・スコビル助教授についての数少ない記事がこちら
“日本の尖閣領有主張は正当”米識者主張 相次ぐ中国配慮論、国際法違反と一蹴 | ニュースフィア


また、ダデン教授の論文を
《学者らしからぬ、意味不詳かつ一方的な記述の羅列と、ときに史実の立証が不可能な出来事に基づく、単純にして怪しげな結論なのである》
と言ってくれた
ハワイ大学マノア校名誉教授のジョージ・アキタ氏
アメリカにはこのような学者も存在し、他にもいるのかもしれませんが、まだまだ情報が足りません。

【視線】「慰安婦=性奴隷」米教科書問題 歴史修正主義的立場からの反論(1/3ページ) - 産経ニュース

〈 参考 〉
University of Hawaii Press - The Japanese Colonial Legacy in Korea, 1910–1945: A New Perspective

ハワイ大学マノア校といえば、問題の教科書の執筆者の一人、Herbert Zieglerも同じです。
マイケル・ヨン氏とミンディおばさんの火花は散るのか - 天晴!にっぽん
ここで取り上げた際は名前と学校名だけにしておきましたが、今回はちゃんとご紹介します。

ジーグラーきょーじゅ
f:id:b-co811:20150402113003p:plain
Herbert Ziegler | Department of History


ストリーツ-ソルターきょーじゅ
ノースイースタン大学(マサチューセッツ州 ボストン)
f:id:b-co811:20150402113612p:plain
Heather Streets-Salter - College of Social Sciences and Humanities



一方的な、意味不明な主張をするダデン教授のような輩がお仲間の現在のマグロウヒル社が、
もしも、この出版社が間違いを認め正しい情報を提供することがあれば、素晴らしい会社だと賞讃したいと思います。
その確率は極めて低そうですが。



_